情報収集の手段はTVや雑誌などのメディアの利用もそうですが、インターネットやスマートフォンの普及で個人がネットを使用して簡単にできる検索も情報収集の方法として広まっています。
例えばTVや雑誌で悪いニュースを目にした時、興味のあることであれば検索して簡単に調べるというのは多くの人が行っていることではないでしょうか。
そこで、TVなどのメディアから得た悪いニュースをネットで調べたことがあるか、アンケートで調べてみました。
【質問】
TVや雑誌等のメディアで悪いニュースや情報を見かけたとき、あなたはネットで検索して更に情報収集をしたことがありますか?
【回答数】
はい:86
いいえ:14
インターネットの普及で関心事に執着するのが容易になっている
アンケートの結果、約八割の人が「はい」と回答しました。
・食品系のニュースで自分に影響がありそうな場合は、やっぱり気になるのでネットで検索して調べます。(30代/女性/無職)
・詳しく検索することで、詳細な情報が手に入るようになるからです。(30代/男性/会社員)
・自分が気になるニュースであれば、それ以上に詳しく知りたいと思うので、ネットで検索して調べた。(30代/男性/会社員)
自分に影響がありそうな場合はやっぱり気になるや、それ以上に詳しく知りたいと思う、詳細な情報が手に入るなどの多くの回答が挙げられました。
回答から多くの人は、自己に関わりのあることや興味を引かれることについては多くの情報を得たいと思っているようです。積極的に調べるという行動からは関心事への強い執着心もうかがえます。またネットの普及により、素早く大量の情報を得られるため作業としては簡単であることも要因かもしれません。
テレビよりインターネットの情報の信憑性は低いのでしょうか?
多くの人が「はい」と回答しましたが、約一割の人は「いいえ」という回答でした。
・ネットでの情報は同名の別のニュースが表示されることがあり、誤解する可能性があるため(30代/男性/会社員)
・普通に入ってくる情報だけで十分。わざわざ調べても時間の無駄に近い気がします。(30代/男性/会社員)
・ネットよりもテレビの方が制作に関わっている人が多いため、信用できると思う。(20代/女性/学生)
「いいえ」と回答した人の内容からは、全体的にテレビのニュースに対する信頼感を受けていてネットで調べる必要性を感じていないようです。
逆にネットの匿名性の高い情報や情報量の多さに対する猜疑心がうかがえました。また、ネット利用による誤認識や勘違いに対する危惧があるのかもしれません。
悪いニュースの情報収集についてネット対策は重要な課題!
アンケートの結果から、「はい」の回答が大きく上回りネットの情報を頼りにしている人が多数であることがわかりました。反対に「いいえ」と回答した人はインターネットの情報に対してあまり期待していないと言えるようです。
悪いニュースを見てネットで検索する人はたくさんいますが、ソーシャルメディアの発達で誰でも情報や意見を発信でき、事実でないことが本当のことであるかのように認識されてしまい、様々な被害を受けるケースも増加しているようです。
発信する側と受信する側、両方に利便性があることは良いのですが、ネットの情報に左右される人が多いのであれば、被害を受けないための対策は重要な課題となりそうですよね。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年05月26日~2015年06月09日
■有効回答数:100サンプル