情報化社会という言葉が生まれて久しいですが、テレビや新聞などから入ってくる情報よりも、最近はインターネットが情報ツールとして、主役に変わりつつあると考えている人は多いのではないでしょうか。パソコンやスマホの普及で、誰でも簡単に好みの情報を入手したり、反対に発信したりできるようになりました。でも、そうなると、今度は情報が本物かどうか、気になることってありますよね。そんなわけで、ネット上にあふれる膨大な情報の中で、芸能人の変な噂やネガティブな記事を見つけたら、それを信じるかどうか、皆さんにアンケートを取ってみました。
【質問】
芸能人の名前をネットで検索したときに「整形」や「不倫」といったネガティブワードが出てきたら、あなたはその情報を信じますか?
【回答数】
信じる:27
信じない:30
さらに調査してみる:43
やっぱり、簡単にうのみにはしませんよねぇ!
アンケートの結果、さらに調査してみる、という回答が一番多く、4割を超える回答になりました。
・ソースがないと信じない。特に整形だと前後の画像比較でよっぽど違わないと信じません。(20代/女性/専業主婦)
・噂か憶測か不明であれば、詳しく調べてみたいです。他の人との会話で話題になった場合、確証ある内容で接したいからです。(40代/男性/会社員)
・本当でなければ噂は出ないと思うので芸能人の噂は結構真実であると思うが、一応調べる。(20代/女性/自由業・フリーランス)
全体の43%の人が、本当かどうかもう少し調べてみたいと感じているようです。ネット情報の信頼性について、多くの人が冷静に判断しているという証明かもしれませんね。ただし、よく見てみると本当かもしれないけれど念のため調べてみよう、というニュアンスの意見も多く見られました。ということは、ネット情報に接している人にとって気になるニュースや情報の発信元は、とても重要と考えているようですね。
信じる、信じないはほぼ半々!
二番目に多かった回答は「信じない」、三番目は「信じる」という結果でした。ただし、両者の回答数は拮抗しています。
・ネットのニュースは話題性を一番に考えているから、多少の誇張はあるだろうと思うから(20代/女性/学生)
・信じても意味ないし、自分と関係のない人のことを知ってもメリットがないからです。(30代/男性/会社員)
・火のないところに煙は立たないので、情報を信じてしまうと思います。(30代/男性/会社員)
・最初はやっぱり信じちゃうと思います。何かないとそういう情報が出てこないと思うので。(40代/女性/パートアルバイト)
2番目には「信じない」、そして3番目には「信じる」という相反する回答が寄せられましたが、それぞれ、30%と27%と、ほぼ同数といっていいほどの僅差でした。どうやら、インターネット経由で入手する情報の種類や内容次第で、信じたり信じなかったりどちらにも簡単に行き来してしまうということかもしれませんね。必ずしもソースが明確な情報でなくても、それらしく脚色されている場合、つい信じてしまうという雰囲気と、ネット特有の誇張に惑わされたくないという心理が共存していることがうかがえます。
ネット情報の見極めは、やっぱり重要!
今回のアンケート結果全体を通して、インターネットは重要な情報源として、その存在が不可欠になりながらも、そこから入っている情報の信頼度については、若干の疑問符をつけていることがうかがえます。ただし、今回は芸能人の整形や不倫という、ありがちなテーマだったので、こういう傾向が出たようですが、仮にもっと自分に関係する情報だった場合、果たして冷静に判断できるかどうかが課題になるでしょう。ネットの匿名性が、精度に欠ける情報を拡散させ、結果として誰かが被害者になるというケースが最近多く見られるようです。どうすれば、そのような被害を防げるのか、今後の大きなテーマではないでしょうか。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年05月26日~2015年06月09日
■有効回答数:100サンプル