レストランでの食事や旅行先での観光地、友人とカラオケに行った時など、写真を撮ってSNSに公開する方は少なくありません。最近では宣伝目的もあって、店舗や観光地などわざわざ写真撮影OKですといった張り紙をしているケースも多いようです。TwitterやInstagramなどのSNSを利用している場合、顔さえ出さなければ本人特定されないとお考えではありませんか? 実は写真に写る背景や情報、そして普段の投稿内容などから顔が出ていなくとも本人特定は不可能ではないのです。

位置情報は必ずOFFにして利用する

TwitterやFacebookでは投稿をする際に投稿した位置情報を一緒に投稿できるようになっています。この機能をONにしていると、どこから投稿しているかがすべて公開されてしまいます。自分がいる場所は一切、書いていないのになぜか自分の居場所がフォロワーにばれているといった場合、まずはこの位置情報がOFFになっているかどうかの確認をしましょう。ここではTwitterの位置情報の確認方法を紹介します。

・PCの場合
1.ページ右上のある自分のアイコンをクリックし「設定」を選択
2.左側に表示されるメニューから「セキュリティとプライバシー」を選択
3.プライバシーの「位置情報をツイート」の「ツイートに位置情報を追加 」にチェックが入っていれば位置情報は公開されます。非公開にするにはチェックを外します

・iPhoneの場合
1.iPhoneのホームボタンを押し、設定をタップ、「プライバシー」を選択
2.一番上にある「位置情報サービス」を選択
3.「Twitter」を選択し、「このAppの使用中のみ許可」にチェックが入っていれば位置情報は公開されます。非公開にするには「許可しない」にチェックを入れます

・Androidの場合
1.Twitterホーム画面で自分のアイコンを押し、設定をタップ、「位置情報とプロキシ」を選択
2.「位置情報」のチェックを外します

※Androidは機種により操作方法が異なる場合もあります。またPCやiPhoneも仕様変更などにより操作方法が変わる場合もあります。

画像の撮影データを削除する方法

次に画像のデータを削除する方法をご紹介します。基本的にスマートフォンなどで撮影した画像には「Exif」という撮影データを記録する情報が含まれます。このデータの中には、画像サイズ、フォーマット、ファイルサイズ、メーカーなどからシャッタースピード、絞り、露出時間、さらに撮撮影時間も記録されています。そして、投稿したTwitterの位置情報をONにしていると撮影場所までも記録されるのです。

もちろんこうしたデータはTwitterで画像を閲覧するだけでは分かりませんが、画像データを読み取るアプリなどを使えば、すべてが見えてしまいます。つまり撮影者がいつどこで撮影したものかが他人に知られてしまうということです。

これに加え、普段の投稿内容などを加味すれば、本人の特定も決して難しいことではありません。これを避けるためにはExifを削除するアプリなどを使うか、前項でご紹介した位置情報をOFFにすることをおすすめします。

位置情報をOFFにしても投稿には注意が必要

Twitterの投稿アプリなどによっては、画像を投稿する際に自動で「Exif」を削除してくれるものもあります。しかし、だからといって居場所が特定されなくなるわけではありません。悪意を持って本人特定をしようとする人がいれば、画像のほんの一部や投稿内容などから簡単に本人を割り出すことも可能です。

SNSで自分の居場所や本人特定をされないようにするには、地元の風景を含めた画像の投稿は控え、地元が割り出せてしまうような投稿は控える(たとえば「渋谷を出ました」と投稿し、30分後に「家に着いた」と投稿すれば、渋谷から30分圏内に住んでいるということが分かってしまいます)ことです。

もし友人同士のみでやり取りをするのであれば、アカウントに鍵をかけてしまうのもおすすめです。少し窮屈にはなりますが、安全で楽しくSNSを使うには場所や本人特定には十分注意して使う必要があるでしょう。

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