これまで、犯罪歴や前科はテレビで報道されたら新聞に記録が残るぐらいでした。新聞やテレビの報道というのは記憶から薄れていくものです。しかし、現在ではネットに書き込まれてしまい、いつまでも閲覧されることも珍しくありません。このような犯罪歴を掲示板から削除するにはどうすればいいのでしょうか。

ネット上にいつまでも残る犯罪歴

Aさんは飲酒運転を起こしたことがありますが、地元メディアで大きく取り上げられてしまったことから噂になり、その時に勤めていた会社を辞めざるを得ない状況に陥りました。しかし、現在では別の場所に引越し、再就職もして、新しい人生を歩み始めています。

そんなAさんですが、ある時、匿名掲示板に自分の飲酒運転事故に関する当時のネットニュースのコピーがいまだに掲載されていることを発見しました。実名も伏せ字にすることなく書き込まれていますが、珍しい名前なのでもし誰かに見つかればすぐに特定されてしまうことは確実でした。

現在働いている会社には、Aさんは過去の事件を話していません。Aさんは、この会社の再就職した時にはまだ20代でしたが、すでに40歳も間近になっています。特に専門職でもないAさんの中高年にさしかかってからの求職活動が上手くいく補償はありません。

スムーズにいかない削除依頼

現在の勤務先に過去の事件が知れてしまうことは何としてでも避けたかったAさんは、早速、匿名掲示板に削除依頼を出しました。掲示板サイトに掲載されていた削除依頼フォームに従って提出したものの、なかなか返事がありません。

何度か申請をするたび、「申請を受け付けました。回答はしばらくお待ちください」という自動返信メールだけは届きます。しかし、何か対応してくれるという返事が届いたことは一度もありませんでした。

匿名掲示板では表現の自由を重んじているため、削除依頼をしたとしてもすんなり受け付けてもらえることはまずありません。いたずらに時間ばかり経過して、Aさんの焦りは募る一方でした。

問題のあるスレッドを洗い出す

Aさんの依頼を受けて当社が調査を開始したところ、その交通事故に関する記事は3つのスレッドに掲載されていることがわかりました。ネットニュースを匿名掲示板に再投稿するのが好きな人たちもいるのですが、そういった人によるものと推測されます。

Aさん自身も2つのスレッドを発見していましたが、3つ目は未確認でした。しかし、実は3つ目のスレッドに最も長いニュース記事が掲載されていて、Aさんの名前でgoogle検索をすると必ず上位に引っかかってくるという大変問題のある状態でした。しかも、Aさんの家族、実名、職場に関する詳細な情報も載っていて、明らかなプライバシー侵害となっていたのです。

難しい削除ほどプロにおまかせ

通常、こういった犯罪歴に関する書き込みを削除するのは難しいといわれています。どんな社会的制裁を受け、本人が悔い改めていたとしても、面白半分で投稿する人もいます。一種のストレス解消にしている人もいるのでしょう。

しかし、そのようなストレス解消のために利用されて、Aさんの更生が挫折してしまうようなことがあってはいけません。当社スタッフは匿名掲示板の非表示対策を行いました。難しいといわれている犯罪歴の書き込み消去ですが、翌日にはすべてのスレッドを削除することに成功しました。

【犯罪歴の消去を諦めない!】
Aさんのように過去に犯罪歴がある人は「ネットに何を書かれても自業自得だ」と、諦めてしまうことが多々あります。しかし、そのように考えることは間違いです。更生の妨げになると判断するならば堂々と削除依頼を出すべきですし、もし埒が明かないならば風評被害対策の専門家に依頼することをためらってはいけません。

Aさんも無事削除が済んだことで、より仕事に打ち込めるようになったといいます。毎日、ネットの書き込みを気にしながら過ごしていては、仕事に身が入らなくて当然です。Aさんの場合は周囲に気がつかれる前に削除することができましたが、あともう少し遅れていたらどうなっていたでしょうか?職場の噂になり、最悪の場合は解雇されていたという可能性もゼロではありません。

もし、更生の途中にあるならば、ネット上の犯罪歴、誹謗中傷、プライバシー侵害などをそのままにすべきではないです。新しくやり直すためにも、ネット上の情報に注意して、もし不適切な書き込みを見つけた場合には速やかに削除できるよう弊社までご相談くださいませ。

誹謗中傷や風評被害はプロにお任せ

過去の犯罪歴に関するネット上の書き込みは、可能な限り迅速に消去することが、新しい生活を守るためにも欠かせません。個人ではなかなか削除申請が通りませんが、弊社であれば解決できます。風評被害対策を目指す方はぜひ弊社にご相談ください。