就職活動や転職活動においては企業情報の収集が重要、と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
情報を得る手段は様々あるかと思いますが、そのなかでもインターネットは手軽に活用できる手段の一つでしょう。
そんなインターネットで情報収集をしていたとき、もし、企業に対するネガティブな意見を目にしたら。あなたならどう行動するでしょうか?
アンケートを行って、幅広い年齢の方々に聞いてみました。
【質問】
あなたが就職活動・転職活動で企業情報を調べた際、インターネットの情報でネガティブな内容がありました、どうしますか?
【回答数】
気にしない:10
再考する:64
その企業を候補から除外する:18
企業に直接聞いてみる:8
情報の信憑性を確認したついでに、他企業の情報も得られるネット
アンケートでは、就職・転職先を再考するという方が6割を超える結果となりました。
・気に入っている企業ならもう1度考えてみる。違う角度からも調べて他の会社と比較する。(40代/女性/パートアルバイト)
・内容にもよりますが、あまりにもひどいものであった場合は除外も考えた上で再考します。(30代/女性/自由業・フリーランス)
・就職は一生の内で何度も行うものではないため、慎重に検討したいと思います。(40代/男性/会社員)
・いわゆるブラック企業には勤めたくないので一度考えなおします。(20代/男性/学生)
一応情報の信憑性を調べるものの、選択肢がその企業だけで無い場合は、ほかの企業も念頭に置いて考え直す方が多いようです。
自分の人生を大きく左右する事になるので、慎重に行いたいと考えていることがうかがえます。書かれていることの内容によって判断するとの意見も見られ、ネガティブな意見といえども無視できないとの思いが読み取れますね。
ネガティブな情報があれば、企業イメージは悪くなる一方
次に多かったのが、その企業を候補から外す、その後に、情報を気にしない、企業に直接聞いてみるといった順番になりました。
・1.2件だけなら気にしないが、いろいろなキーワードから検索してもネガティブな内容であれば外す。(40代/女性/専業主婦)
・少なくともネガティブな情報が多く、かつその内容に自分が納得できるのもがあるなら、外す。(20代/女性/専業主婦)
・入ってみないとわからないし感じ方に個人差もありそうなので希望する業種であればとりあえず受けてみる。面接の感覚でネガティブな印象だったら考えて辞退する。(30代/女性/会社員)
・ネガティブな内容の情報が事実と異なる可能性がある為。事実関係を確認したい(30代/男性/会社員)
ネガティブな情報の内容や量によっても変わるようですが、見つけた時点で選択肢から外す方もいるようです。いくら不特定多数の方が情報を発信するインターネットとは言え、その情報が書かれたからには何かしらの理由があるだろうと推測されるようですね。
ある程度は仕方が無いと割り切られる方は気にしないと答えられていますが、言い換えれば、企業のイメージは下がるものと言えるのかもしれません。事実関係にこだわる方は、直接聞いてみる手段をとられるようです。
情報を取捨選択すると言うことは、企業を取捨選択するという事
企業に対するネガティブな情報が出るのはやむを得ないとの回答が見られるものの、その情報に触れればイメージが下がることがあっても上がることはないのでしょうね。
特に、他にも同じ業種の企業がある場合、そちらも候補の一つに考える方が多いという結果になりました。
情報を受け取る側も取捨選択をしなければならないと意識していることをうかがわせますが、直接企業に問い合わせる方は少数となりました。
ネガティブな情報の量によっては考え直すとの声もあります。もし、インターネット上で数多くのネガティブな情報に触れるようなら、選択肢からその企業が外れてしまう可能性は高くなるのかもしれませんね。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年05月26日~2015年06月09日
■有効回答数:100サンプル