インターネットが普及する前は、製品を選ぶときには直接お店へ行くか情報誌を買うしか方法はありませんでした。学習塾に至っては、知り合いの口コミと塾を何件もはしごしてパンフレットをもらう必要がありました。
ところが、インターネットが発達し気軽に情報が得られるようになると、お店や塾をはしごしないでもホームページをはしごして調べることができるようになり、比較サイトもあり、企業の応募もネットできるようになりました。一方で粗悪な情報も多く某芸人のようにひどい目に合う人も少なくありません。まずは、みなさんの情報源を知ることでネットを有効活用できればと思い、アンケートを取ってみることにしました。

【質問】
インターネットで情報収集を行うとき、主にどんなサイトから情報収集をしますか?

【回答数】
まとめサイト:57
2ちゃんねる:12
企業HP:28
ニュースサイト:42
ブログ:22

情報収集の必要もないまとめサイトが1位

アンケートの1位はまとめサイトでした。

・まとめサイトだと知りたい事がほとんど知れるし、例えばレシピだと食材ごとにまとまってるので見やすい(20代/女性/専業主婦)

・たくさんの情報が一気に集まり、さらに選択して、詳しく収集できるから(40代/女性/無職)

・まとめサイトからが多いです まとめてあるので内容が分かりやすいのでそうしています(40代/女性/パートアルバイト)

・まとめサイトには信憑性に欠ける情報もありますが、情報を集める程度のことであれば、信憑性よりも情報を取得するまでの速さが重要ですので、その点ではまとめサイトの方が優れています(20代/男性/学生)

情報を収集と言いながら、まとめサイトをひとつ見ればそこに情報が集まっている手軽さが良いというコメントが多くみられました。また、インターネットの情報が増えすぎてしまいまとめサイトに頼らざるを得ないという現実的なコメントも見受けられました。一方で、利便性と時間の節約を高く評価しつつもその情報の信憑性を疑う意見もあり、情報サイトに依存しすぎることへの警鐘を鳴らしています。

信憑性のあるニュースサイトが2位

第2位はニュースサイトでした。

・出来る限り一次ソースに近く公平な視点で書かれたニュースを読みたいため企業HPを回る時間はないので、ニュースサイトで妥協しているため(20代/女性/無職)

・話題の情報なら、新しいニュースから調べると信憑性があるのでまずはニュースを確認します(40代/男性/会社員)

・出所のわからない情報は信用できないから ロイター通信やCNNを主に利用している(50代/女性/専業主婦)

・プロのライターか書いているので情報を信頼して読めるからです 例えば有名カフェが日本に初上陸等旬な情報も満載だからです(20代/女性/専業主婦)

表題にも書いた通り、信憑性の高い情報を求める人がニュースサイトで情報を収集するようで、46%以上の方が信憑性に関するコメントをしています。また、新しい情報であることも魅力の一つで、30%以上の方が速報性についてコメントしています。検索サイトのニュースだと、すぐ検索できるというコメントもあり、早くて確実だけどニュース情報が散漫である欠点を検索サイトが補ってくれることが分かります。

信憑性はあるが・・3位は企業サイト

アンケートの3位は企業サイトとなりました。

・企業の広報部の作成した資料で判断できます 監査の問題も有り、いい加減な数値等は処罰の対象になっています(60代/男性/無職)

・まずはそこからです 企業の主張などがしっかりと載っているのは自身のHPが一番だと思うからです(30代/女性/パートアルバイト)

・一番情報が正確だと思うので ただし、建前だけだと思うので、ブログやまとめサイトも見るようにしています(40代/女性/専業主婦)

・他のサイトなら知りたいことが記載されていないことが多く、企業HPなら事実なことしか載せていないと思うし詳細など知りたことが多く拾えるから(40代/男性/自営業(個人事業主))

企業サイトの情報は信頼性が高いというコメントが46%を超え、事実と違うことを書くと監査に触れるというコメントもあり、その信頼性の高さを伺わせます。また、他のサイトと違って詳細について書いているところも選ばれている理由のようです。一方、不都合な事実は書かないというコメントもあり、信頼できる情報は手に入るものの、出したくない情報は手に入らないというのが企業サイトの評価のようです。

近い目線が魅力!ブログサイトが4位

第4位はブログサイトとなりました。

・実際に、自分と近い立場の人が利用している感想が、一番頼りになるからです(30代/女性/専業主婦)

・ブログの方が情報が具体的な事が多く生の情報みたいな感じがするからです(30代/男性/会社員)

・一般人の正直な感想、意見が多いので、ブログをチェックしまぅ(20代/女性/自由業・フリーランス)

・調べたい語句を打ち込むだけですぐ、検索してくれて、いろいろな内容で出てくるから(40代/女性/パートアルバイト)

ニュースは客観的で、企業情報は事実を述べて利用する人の主観がないため、「もし自分が利用したら」に対する答えは得られず、そこがブログサイト選ぶ理由のようです。また、最近ブログには検索がついているのでそこを利用してほしい情報を探すことができるのも魅力のようです。一方で上級者の方は、ブログの「主観」が持つ不安定さを良くわかっているようで、正しい情報を発している人か?等を確認して人を選んで情報収集しているとのコメントがありました。完全匿名の2チャンネルに比べれば信憑性があり、書いている人の人格が合えばブログも有用な情報源となりうることが分かりました。

解答の比率からわかる情報のあやふやさ

今回の解答を、信憑性があるとは限らない→まとめ・2ちゃんねる・ブログ、信憑性がある→企業・ニュースサイトとすると、情報収集に信憑性があるとは限らないサイトを利用する方の比率は56%に上ります。当然、選択者の中には上級者がいてリスクをわかって利用していますが、コメントの集計では13%程度しかいません。今回のアンケートで、それぞれのサイトの特性をよく理解した上で、上手に情報収集ができればネットは最強の情報源だと分かりました。一方で、信憑性が不確かなサイトの情報をうのみにしてしまっている人がさらに口コミで事実のように人に広めることが最近のトラブルにつながっているということも分かる結果となりました。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年06月19日~2015年07月03日
■有効回答数:100サンプル

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