一戸建てやマンションなど不動産を購入する際には、その物件について詳しく調べたりしますよね。物件そのものはもとより、地域のこと、過去の出来事、販売会社のことまで、多くの情報を吟味して判断することだと思います。口コミなどで悪い噂がある場合には特に気になったりしますよね。そこで、不動産購入を考える時にネガティブな印象を受ける言葉は何かをアンケートで調べてみました。
【質問】
不動産の購入を検討する際、一番ネガティブな印象を受けるキーワードはどれですか?
【回答数】
事故物件:57
不正:9
トラブル:17
災害:17
精神的に無理!事故物件には住みたくない
アンケートの結果、「事故物件」との回答が多い結果となりました。
・事故物件を隠すような不動産会社はまったく信用できないのでかなりイメージわるいです。(40代/女性/契約派遣社員)
・高い買い物なので、余計なトラブルは避けたいので、一度でも何かあった物件には手を出したくない。(40代/男性/会社員)
・事故物件だと、なんか自分にもあるんじゃないかと思うので、これが一番ネガティブだと思う。(30代/男性/会社員)
・他は対策が可能かもしれないが、事故物件は起こってしまったものはかえられないから。(30代/女性/専業主婦)
理由の多くは、何かしらの事故があった物件には不吉な印象で住みたくないというもので、精神的に無理だという認識からネガティブな印象を受けるようです。また、そういった事実がある物件を隠蔽する会社を信用も疑うとの人もいて、物件にも販売会社にもクリーンなイメージを求めているようです。さらには、対策のしようがないことをあげる人もいて、自分ではどうにもできないマイナスポイントとして捉えているようです。
トラブルや災害に巻き込まれたくない
二番目には「トラブル」と「災害」が同数で並び、次いで「不正」との結果になりました。
・以前住んでいた人と近所の住人とのトラブルがあった場合、自分もトラブルに巻き込まれる可能性が高いと考えてしまう為。(30代/男性/会社員)
・トラブルの内容によってはその企業に対する信用性が失われるから。(50代/女性/専業主婦)
・災害に弱かったり、危険な土地だとしたら嫌だなと思うし、実際危険だと思う。(30代/女性/その他専門職)
・不正というキーワードが付いている不動産を購入すると厄介な気がするので一番ネガティブな印象があります。(30代/男性/会社員)
「トラブル」と回答した人は、近所のものと販売会社のものをあげていて、どちらも巻き込まれることを懸念しており、自分への影響を避けたい思いがあるようです。企業のトラブルは、その企業に対する信用を失うとの人もいました。「災害」と回答した人の多くは、生命や財産に危険が及ぶとのことで、不動産という大きな買い物に際し安全性を重要視していると思われます。また「不正」というキーワードには、意図的なことであることから悪い印象を与えるようです。
ちょっとした噂話でも影響される不動産
今回のアンケートでは、不動産に悪い印象を与えるキーワードは「事故物件」との回答が多い結果となりました。生活の場として考えた時に命に関わる出来事などがあった物件は遠慮したい気持ちがあるようです。また「トラブル」や「災害」も、住環境ととしては不適切だと捉えられており、不動産としては避けたいことだと思われます。さらには「不正」というキーワードは、不動産に関わる企業の信用を落とすものになるとの意見もありました。こういったネガティブな印象を与える話は、真実を確かめることなく広がることもあり、場合によっては風評被害をもたらすことから、企業側は謂われのない悪い印象を防止する対策が必要かもしれません。
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年05月26日~2015年06月09日
■有効回答数:100サンプル