仕事上の取引は時に企業の先行きに関わる場合もあり、慎重な判断を要することも多いのではないでしょうか?「社運を賭けて」そういった言葉を背負って取引先を訪ねる事もあるかもしれませんね。
大事な取引、慎重を期して取引先の企業の情報を集めていた時、ネガティブな企業情報を見つけてしまったら。判断に悩みますよね。
そこで、もしもそんなシーンに出くわしたときにどう判断するのかアンケートを取ってみました。

【質問】
企業情報を調査したらネガティブな情報がでてきました、取引を考え直しますか?

【回答数】
考え直す:77
考え直さない:23

評判の悪い企業は、取引の利益より被る損失の方が大きい?

アンケートの結果、取引を考え直すという方が7割を超えました。

・その企業がブラック企業であり、従業員に不当な扱いをするようなところであれば考え直す。従業員をこき使うところとは取引をすべきでない。(20代/男性/契約派遣社員)

・自分とは取引同士だからよく見せようとその場では出来るが、お客様の口コミは常日頃の仕事ぶりが反映される物だから信頼性は高い。(30代/女性/専業主婦)

・それは、考え直したうえで、実際どうなのかをちゃんと調べます。(40代/男性/自営業(個人事業主))

・情報の信憑性にもよりますが事と次第によっては取引はしない、損失を受けたくない。(40代/男性/無職)

多数の方が、得られた情報を参考にして取引をするかどうかを決めるようです。取引をした結果、自社まで損失を被るリスクを冒したくないとの回答も見られます。まずは、その情報の信憑性を問うという声もありますが、一方、企業の立場で発せられる情報より客として接してきた人達の口コミ等の方が、信頼性が高いだろうとの声もありました。

情報の真偽と共に、企業としての姿勢にも疑いの目が向けられるようですね。

取引はするけども、情報の真偽は確認しておきたい…

一方で、取引する判断は変えないと答えた方は23名となりました。

・取り引きを続けながら自分で判断します。企業は足の引っ張り合いなので、気にしていたらどことも取り引き出来なくなります。(30代/女性/会社員)

・インターネットの情報は、がせねたであることがままあるからです。(10代/女性/学生)

・すぐには考え直さない。まずその情報が正しいのかどうかを判断し、それに対する企業側の対応など総合した上で結論を出す。(40代/女性/専業主婦)

・一応自分の目で確かめたいので取引はそのまま続行すると思う。ただ、その企業を簡単に信用はしないと思う(40代/女性/専業主婦)

ネガティブな情報は必ず出る物と考える方、大きな取引でなければそこまで気にしないという方、様々な回答が見られますが、多くの方が情報の信憑性を確認するだろうと答えています。基本的には取引をする姿勢を変えないものの、情報の再調査の結果いかんではどうするかわからないとの声、いずれにしろ信用は下がるだろうとの声もありました。
ネガティブな情報が発信されている状況は、企業にとってマイナスになる事をうかがわせますね。

ネガティブな企業情報は疑いを生む事も。企業に求められることは

多くの方が、調査した内容を参考にした上で今後の方針を決めるようで、今回のアンケートでは、できるだけリスクを避けたいとする回答が多数を占めました。
ただ、ネガティブな情報はその真否を疑う必要があると回答される方も多く、調査の際は自身の情報収集能力が問われているのだと認識していることがうかがえます。その分、取引相手となる企業にも、根拠のある情報の発信が求められているのかもしれませんね。
どんな調査方法をとるかは、情報を収集する側の自由ですが、その手段としてあげられるインターネットは、信憑性が疑わしいとの声もあります。痛くもない腹を探られて、企業の信頼が揺らいでしまうような自体は避けておきたいですね。

■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2015年05月26日~2015年06月09日
■有効回答数:100サンプル

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