消費者視点で気づく自社の強みと弱み

ネット上の口コミサイトの情報に自身の行動が影響されることはよくあるはずです。旅行、食事、病院、美容院などに行く時や商品の購入時など、人の評価を参考にする方も多いのではないでしょうか? 口コミサイトやSNS、ブログなどに掲載される情報は消費者にとって非常に貴重ですが、それは口コミをされる企業側にとっても、消費者視点による自社の強みや弱みがわかる貴重な情報源です。今回はネット上の自社評判管理のメリットについて説明します。

最大のメリットは多様な意見を収集できること

口コミサイトやSNSが普及する以前、消費者からの意見を収集するためにはリサーチ会社などに依頼する必要がありました。しかし、現在は時間と手間はかかるものの、ある程度の情報をネット上から自ら入手することが可能になりました。

ネット上だけの意見のため、収集するサイトなどによっては偏った意見になってしまう場合もあるものの、普段では得ることのできない貴重な意見を収集できるのは、他には代えがたい大きなメリットです。

消費者視点での書き込みを見ていくと、自分たちでは気にしていなかった部分が喜ばれていたり、逆に不満を感じている部分に気づいていなかったりするのがわかることがあります。そうした情報をより多く収集していくことで、これまで気づかなかった自社の強みと弱みが明確になります。書き込みのすべてを鵜呑みにして取り入れる必要はありませんが、情報の取捨選択を行って上手に活用することがネット上での自社評判管理のポイントです。

BtoB企業は特に自社評判管理のメリットあり

ネット上で自社評判管理を行うことでより多くのメリットを受けることができるのは、個人顧客を相手にするBtoC(Business-to-Consumer)の企業ではなく、BtoB(Business-to-Business)の企業になります。なぜなら、BtoB企業はBtoC企業に比べ、エンドユーザーである消費者の意見を直接的に聞く機会がほとんどないからです。

取引先からではなく、実際に商品を利用している消費者の生の声を聞くことは、今後の商品開発や改善に大きく役立ちます。普段、取引先などの意見ばかりを聞いていると、つい消費者視点を忘れてしまいがちになります。そうした消費者離れの意識を正し、自社商品の本当の強みと弱みを知るという意味でもネット上の声を集めることは非常に有効的なのです。

情報発信は必ず公式サイトや公式アカウント上で行う

ネット上での自社評判管理をすることのもう1つのメリットは迅速で適切な情報発信ができるようになることです。特に批判的であったり誹謗中傷であったりといったネガティブな書き込みを見つけた際にすぐにその原因を分析行い、正しくない情報であることが明確になった場合は速やかに正しい情報を発信し、炎上やデマ拡散を未然、もしくは最小限に抑えることができます。

尚、この時に注意しなくてはいけないのはその書き込みがあった場所で直接、否定するのではなく、必ず公式サイトやTwitter、Facebookなどの公式アカウントで行うことです。個人のブログやSNSなどに直接、否定の書き込みをしても、それがその会社の人間であることを証明する術はありません。また、そうした書き込みが拡散される可能性も少ないため、仮に会社の人間であると証明できたとしても、ほとんどの人はそれを見ることはありません。結果として悪評や噂はさらに拡大していくこととなります。

誹謗中傷や噂など正しくない情報が拡散されてしまっている場合は、必ず自社の公式サイトやTwitter、Facebookなどの公式アカウントから正しい情報を発信していくようにします。もしまだネット上での自社評判管理を行っていないというのであれば、できるだけ早く開始するようにしましょう。

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