忘れてはいけないFacebookのプライバシー設定
2016年12月の時点で日本国内の月間アクティブユーザー数、約2,600万人のFacebook。特に20代、30代では共に利用者の割合が40%を超えているという人気SNSです。多くの方が日常的に利用しているFacebookですが、自分の投稿が誰にまで閲覧されているかを気にされたことはありますか？FacebookはSNSだから友達になっている人にしか見えていないと思っていたら、実は世界中の人から見える状態になっていたという可能性もあるのです。そこで今回はFacebookのプライバシー設定の重要性についてご説明します。
検索結果に自身のFacebookページが？
Facebookでの投稿は、登録者、そして友達以外には見えない。またGoogleやYahoo!で検索しても検索結果には表示されないと思っている方は多いのではないでしょうか？しかし実際には設定次第でFacebook内の友達以外の方はもちろん、検索エンジンから、まったく見ず知らずの方でもあなたの投稿やプロフィールが見えてしまいます。
自分はどうなのか不安な方は一旦、Facebookをログアウトしてから、検索エンジンで「自分の名前＋Facebook」で検索してみてください。もしそこで検索結果に表示されたとすれば、あなたのFacebookでの投稿、もしくはプロフィールは全世界の方から閲覧可能になっています。
あなたが有名人もしくは商売をしていて宣伝のために自分の投稿を多くの方に見てほしい。また自分の投稿やプロフィールを公開して、昔の知り合いや同級生と再会したいと思っているのであれば、検索エンジンで表示される設定であっても問題ありません。しかしそうでないのであれば、無闇にプライバシーを公開することは、決しておすすめできることではありません。特に女性の場合、普段の行動を知られることでストーカーの被害に合うといったリスクも生じてしまうため、しっかりとプライバシー設定を行うことをおすすめします。
Facebookでのプライバシー設定の方法
それでは具体的にFacebookでのプライバシー設定についてご説明します。Facebookのページ右上にある下向きの三角をクリックし、プルダウンメニューの中から「設定」を選択。表示された画面で左側のうえから3番目「プライバシー」をクリックします。ここで自分の投稿の共有範囲、自分に連絡が取れる人、Facebook内で名前、電話番号、メールアドレスであなたを検索できる人、そして検索エンジンに自分のプロフィールを表示させられるかどうかを決めることができます。
自分の投稿の共有範囲は、「公開」「友達」「自分だけ」「カスタム」の4つから選択します。「カスタム」を選択すると友達の中で細かく共有範囲を設定できます。例えば仕事関係の知り合いのみに公開、学生時代の友人にだけ公開といった形です。また注意するべき点としては、「公開」はFacebook内での公開ではなく、Facebook外でも公開になるという意味です。尚、この設定は投稿欄の右下、「投稿する」ボタンの左隣にもあり、投稿のたびに変更することも可能です。
そして、もう一つ設定しておくべきは、「私を検索できる人」です。電話番号やメールアドレスで検索できる人の範囲をここで決めておきます。メールアドレスだけを知っている昔の友人には見つけられたくないといった場合は、設定を「友達」にしておくと良いでしょう。そして一番下の「Facebook外の検索エンジンによるプロフィールへのリンクを許可しますか？」は必ず「いいえ」にしておきましょう。
プライバシー設定にプラスして投稿内容にも注意
自分の投稿の共有範囲、自分を検索できる人、検索エンジンへのプロフィールのリンクの可否。この3つの設定はFacebookをやるうえで必ず設定を確認するようにしてください。知らない間に自分の個人的な投稿を多くの知らない方に見られてしまうリスクを軽減できます。またFacebookは頻繁に仕様を変えるため、一回、設定をしたからといって安心せず、プライバシー設定は定期的にチェックするようにしてください。
ただし、プライバシー設定を行ったからといって、何でも投稿してもよいということではありません。友達にほんのいたずら心で投稿のスクリーンショットを撮られ、友達以外の人に公開されてしまうといったこともないとは限りません。どういった状況であれ、ネット上に投稿するものは誰に見られても恥ずかしくないものだけにするといった姿勢を持つことは忘れないでください。それがあなたをネット上でのトラブルから守る方法の一つとなります。
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